明けましておめでとうございます。町民の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日ごろから町政に対しご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
昨年3月に町長に就任してから9か月。幸せの向上を目指し、対話を第一にチャレジを重ねております。その中で課題に感じていることは、町の取組、チャレンジが情報として町民の皆様に十分に届いていないということです。まちづくり地区懇談会でも「そのような取組が始まっていたのか」との様子が見受けられました。どうしたら情報が共有できるのか。今後の地区懇談会のテーマの一つとして意見交換をしていきたいと思います。
また、2つの大きな方針を決定いたしました。一つは小学校の統合です。学校教育の在り方検討委員会の答申を踏まえ、令和9年4月、国神小学校・三沢小学校の2校を皆野小学校へ一斉統合することといたしました。各学校の良い特色や伝統を引き継ぎ、発展的統合となるよう進めてまいります。もう一つは、温水プールの運営終了です。終了時期を令和7年12月とし、施設廃止の条例案を、代替のサポートに必要な予算案と合わせ、令和7年3月定例会に提出することといたしました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
さて、今年は、新皆野町が昭和30年3月に発足してから70周年を迎えます。次の80周年に向かって「ワクワクするまち 皆野」を実現していくためには、少子高齢化とそれに起因する諸課題に対応していかなければなりません。「追い詰められた場所にこそ、大きな飛躍がある。」将棋の羽生九段の言葉です。この難局を乗り越えていくためには、行政だけでなく、町民や事業者の皆様それぞれがまちづくりに関わっていただくことが重要です。公共は「共に創る公」。想いを一つに、「共想・共創」のまちづくりで、私たちのふるさと皆野町の大きな飛躍へつなげてまいりましょう。
結びに、本年が穏やかで幸多い一年となりますよう心からご祈念申し上げまして、新年の挨拶といたします。