夜になると消防車の鐘の音が近づき、「火災予防にご協力をお願いします。」との呼びかけが聞こえてきます。毎夜寒い中、町民の安心・安全のために活動する消防団員の皆様、またその活動を支えるご家族の皆様に心から感謝を申し上げます。令和6年は、手元の資料で確認できた平成12年以降初の無火災となりました。また、秩父消防署管内の火災発生件数も27件と、消防本部が広域化された昭和46年以降、最少であったとのことです。一方、救急出動件数は年々大幅に増加し、令和6年は5,649件。1日当たり15件の出動となっています。消防署では、消防、救急、救助を担っています。高齢化率の上昇に伴い、救急出動の更なる増加が見込まれる中、限られた資源で対応していくためには、火災、救助の出動件数を減らすことも重要です。これからも、火災予防、事前の備えの徹底など皆様のご協力をお願いします。
さて、1月12日(日)、文化会館にて二十歳の集いを開催しました。久々の再開を喜ぶ笑顔に心が温かくなるとともに、二十歳の皆様が、それぞれの道を目標を持って進んでいることを大変心強く思いました。式典では、「皆さん一人ひとりがまちづくりの当事者です。いっしょにこれからの皆野町を、私たちの皆野町を創っていきましょう。」と想いを伝えました。
少子高齢化・人口減少の現状を考えると、気持ちもふさぎがちとなりますが、町の高齢化のピークは、推計で2050年。都市部よりも先に高齢者が増えなくなる状況が訪れる中、若者が戻る、入ってくる環境を創ることができるかどうか。町の再生はそこにかかっています。25年後、今年のように、それ以上に若者が集うことを想い、チャレンジを続けてまいります。