地域おこし協力隊。皆さんは、どんなイメージを持たれているでしょうか。「町民に代わって地域を元気にする役割を担っている人」そんなふうに、受け取られている場面もあるかもしれません。 ただ今回は、地域おこし協力隊の姿を、少し違う角度からお伝えできればと思います。 協力隊の皆さんは、外側から何かをする人ではなく、皆野町に魅力を感じて移り住み、町民として内側から試行錯誤を重ねている存在です。私は、その1人ひとりを、大切な「仲間」だと受け止めています。 振り返れば、募集しても隊員が集まらない時期や、活動が思うように続かなかった時期もありました。それでも一歩ずつ積み重ね、任期を全うし、町で新たな挑戦を始める隊員が現れ、さまざまな出会いや重なりの中で、今では12人の協力隊が、それぞれの想いを胸に活動しています。 秩父音頭まつりをはじめ、町のさまざまなお祭りやイベントに関わりながら、新しい活気を加えていく姿。人が集まれる場をつくろうと、コツコツと取組を続ける姿。1人ひとりの町民の人生や営みに目を向け、その人らしい思いや歩みが、価値あるものとして静かに共有されていく。そんな場面を、そばで支えている姿があります。 私は、協力隊を、外からの視点やエネルギーを持ちながら、町民の立場でいっしょに考え、悩み、動く存在だと感じています。そして、町を動かしていく主役は、協力隊も含め、あくまで町民の皆さん1人ひとりです。 協力隊の活動を支えているエネルギーの源は、町民の皆さんとの日々のやりとりや、さりげない声掛け、関わりの中から生まれているように感じています。 このコラムが、協力隊と町民の皆さんが言葉を交わし、共に歩み始めるための小さな入口になれば、嬉しく思います。