2016年5月2日
今朝の全校朝会では、人権教育主任の白井先生による「わたしのいもうと」という本の朗読と校長先生の人権講話がありました。
「わたしのいもうと」は、松谷みよ子さんの文、味戸ケイコさんの絵による絵本です。いじめによって人生を狂わされた妹について、お姉さんの視点から深い悲しみを綴った本です。
校長先生は、この絵本を作られた松谷さんの言葉
いじめを、加害者や傍観者は忘れてしまう。
おおかたの人は自分でも知らないうちに加害者になっている。
いじめを見過ごすことは差別や戦争にまでつながっていく。
を引用し、いじめた方は忘れてしまうがいじめられた方は一生消えない傷を負うこと、いじめは差別や戦争にまでつながるものであることなどをわかりやすい言葉で話されました。
また、宣言として
一 いじめや差別をしない、許さない!
一 認め合い、支え合う人間関係を築く!
一 自分も他人も大切にする!
を提示されました。これからこの宣言にしたがって、いじめのない、だれもが笑顔で過ごすことができる皆野中学校をつくっていきたいと思います。
保護者の皆さまも、「いじめ」について、お気づきのことがありましたら、学校までご連絡をお願いします。また、生徒はこの連休を使って、人権作文に取り組むことになっています。これを機会に、ご家庭でも人権について話し合ってみてください。