2019年6月4日
本日の全校朝会では、校長先生から「忠恕(ちゅうじょ)の心」というお話がありました。
忠恕とは二千年以上前に中国の孔子が唱えた論語の精神で、人間の最も基本的な徳とされています。そして、新一万円札の肖像画にもなる渋沢栄一が生涯貫いた思想です。「まごころ」や「思いやり」という言葉にも置きかえることができます。
皆中生として「忠恕の心」を実践するために次の様な行動ができるのではないでしょうか。
1、まごころを込めてあいさつをする
表情・仕草・身振り・声の大きさなど、言葉以外のコミュニケーション力も磨きましょう。
2、相手の気持ちを想像する
こんなことをしたら相手はきっと喜ぶだろう。こんな事を言ったら相手はきっと辛いだろうなどと、相手の気持ちを想像する力を磨きましょう。
3、江戸しぐさに学ぶ
雨のしずくがかからないように傘を傾けあって往来する「傘かしげ」、狭い道ですれ違う時ぶつからないように肩を引き合って通りすぎる「肩引き」など、江戸時代の人たちの日常のさりげない思いやりから学びましょう。
今週は3年生の修学旅行、2年生の宿泊体験学習もあります。「忠恕の心」を具体的な行為にあらわして1つでも多く実践していきたいですね。