こちちぶわんたいせきそうおよびかいせいほにゅうるいかせきぐん
古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群
平成28年3月1日、「前原の不整合(大渕)」など秩父地域に所在する6つの露頭(地層の露出した崖)と県立自然の博物館所蔵の9件の化石標本が国の天然記念物に指定されました。
複数の露頭と化石群の複合指定は日本初で、埼玉県内では48年ぶりの天然記念物指定となり、県内の国天然記念物は12件(うち地質分野4件)となりました。
「前原の不整合」は、秩父盆地ができ始めた頃を物語る重要な露頭で、約2億年前から1億5,000万年前の泥岩、その上に約1,600万年前の礫岩や砂岩層が重なっている様子を観察することができます。