秩父地方の山地における生産、正業の特色をよく表した資料で、仕事着なども職種別にきめこまかく収集するなど、細心の注意が払われている。 内容は、先山(根切り、枝打ち等)26点、樵(よき、横引鋸等)18点、木挽(前引鋸、木矢等 […]
長瀞町矢那瀬までを境とする荒川上流区で生業として使用された漁撈用具を体系化したものである。用具は、漁の種類別に整理されている。 内容は、うけ=どう漁(もぢり、せばりどう等)48点、突き漁(やす、ガラス箱等)18点、釣り漁 […]
「長瀞」は、皆野町から長瀞町にまたがって続く三波川結晶片岩の一部を基盤とする峡谷である。両岸は断崖を成し、ところによっては基盤が露出した岩石段丘を見せ、岩畳と呼ばれて美しい景観をかたちづくっている。結晶片岩の種類は多様で […]
前原の不整合は、秩父盆地ができはじめたころを物語る重要な露頭である。この露頭は、幅約20m、高さ15mの荒川に面した崖で、秩父盆地を構成する第三紀層が、秩父帯のジュラ紀の地層をおおっている様子が観察できる。 崖の左下に見 […]