光明真言塔の立つ自性院は、明治15年の大渕の大火で類焼しました。 光明真言塔には、円の中心に五文字の光明真言曼茶羅、そのまわりに光明真言の梵字が整然と刻まれています。石塔は、下田野西福寺の光明真言塔と比べ小ぶりながらも滑らかで美しい光沢を放っています。また、硬い岩石(輝緑岩、俗名油石)のため、当時の職人の苦心の程が伺えます。