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旧壺春堂醫院主屋・土蔵、国の登録有形文化財(建造物)として登録

2021年3月29日

令和3年2月4日(木)、旧壺春堂醫院主屋・土蔵が国の登録有形文化財(建造物)として登録された旨、官報に告示されました。

旧壺春堂醫院主屋・土蔵 外観

旧壺春堂醫院主屋・土蔵 外観

旧壺春堂醫院主屋・土蔵 カフェスペース

旧壺春堂醫院主屋・土蔵 カフェスペース

旧壺春堂醫院主屋は、金子兜太氏の父で、医師・俳人であった金子伊昔紅氏の住居兼医院です。主屋が建てられたのは幕末から明治にかけてで、当初は屋根裏部分に蚕室を備えた民家であったと考えられます。医院として整備されたのは伊昔紅氏の上海帰国後、皆野で病院経営を始めた昭和元年と思われます。主屋では句会も催されたといわれ、水原秋櫻子氏、加藤楸邨氏など著名な俳人も訪れています。また敷地内では秩父音頭の稽古も繰り返し行われており、この場が秩父音頭発祥の場であることを示しています。一方の土蔵は昭和9年に建てられ、後に曳家されて現在の位置に移動したものです。
令和元年、金子兜太生誕100周年に合わせて主屋内装がリフォームされ、同年9月からカフェスペースとして利用されています。主屋にある近代俳句に関する資料と合わせ、今後の活用が望まれます。

なお登録有形文化財(建造物)は、建築後50年が経過した建物を対象に、国の文化財登録原簿へ登録するものです。文化財の中でも保存のための規制が他と比べて比較的緩やかで、改装なども一定程度認められるのが特徴です。

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