明けましておめでとうございます。 町民の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日ごろから町政に対しご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。 昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、各地域でも祭りや行事が再開され、皆様の笑顔と活気、地域を盛り上げたいという熱意に触れることができました。 町でも、学校給食費の無償化、不妊治療費の助成やお出かけタクシーの拡充、こども食堂の開催、行政手続きのオンライン化、証明書のコンビニ交付など、町の課題解決に向けて熱意をもって取り組んでまいりました。 一方で、持続可能なまちづくりの視点からも取組を進めてまいりました。これからの課題に対応していくためには、既存のサービスの見直しが不可欠です。その一つとして、私は、温水プールの廃止を決断しました。これは、限られた財源の中で引き続き水泳や水中運動の機会を提供していくため、他の施設への利用補助など持続可能な形にサービスを組み替えるものです。 12月議会では、温水プールの存続を求める請願が採択される結果となりましたが、町の将来を見据えて不断の行財政改革を進めるべく、引き続き温水プールの廃止に向け、代替策などの協議を進めてまいります。 さて、令和6年度の当初予算編成にあたり、主な重点施策として、子育て施策の強化、移住・定住の促進、農林業の強化、地域公共交通計画の策定、SDGsの推進を掲げました。またその推進にあたっては「アウタープロモーションからインナープロモーションへ」を基本的な姿勢として示しました。 従来、町では国の地方創生の考えに合わせ、町外に向けた、いわゆるアウタープロモーションを展開してまいりましたが、今後は基礎自治体としての原点を見つめ、町民や町内事業者の皆様としっかり向き合い共通理解を図る、インナープロモーションに主眼を置きます。 今年は辰年です。更なる飛躍に向け、職員一丸となって取り組んでまいりますので、ご支援とご協力をお願い申し上げます。結びに、本年が穏やかで幸多い一年となりますよう心から祈念申し上げまして、新年の挨拶といたします。