町長就任から1年。「対話・チャレンジ・幸せの向上」を掲げ、まちづくり地区懇談会や企業訪問の開始、移動スーパーの導入、高齢者などのゴミ出し支援、物価高騰に苦慮する事業者への支援など、町民や事業者の皆様に寄り添った新たな施策に積極的に取り組んできました。
また、まちづくりに新たな視点、専門的な知見を得るため民間・外部連携にも力を入れました。ものつくり大学、立正大学、世界一周大学のほか、災害対策での連携も含め、新たに10の企業・大学と協定を締結しました。10月には、地域おこし協力隊、地域活性化起業人をスタッフとした、町内事業者に無償のデジタル支援などを行う㈱デジタルラボみなのが設立され、3月から本格稼働しています。
令和7年度は、これらの取組を加速させつつ、数年来、町政における検討事項となってきた小学校の統合、新たな学校給食センターの建設、公共交通の見直しなどに具体的に着手し、大きく歩みを進めてまいります。
なお、勤労福祉センター(ふれあいプール・ホット)については、令和7年12月末をもって施設を廃止する条例案が3月議会で可決されました。今後も水泳、水中運動の機会を確保するため、代替のサービスとして秩父市営プールの利用にかかる補助を4月から行いますので、詳しくは7ページをご覧ください。
皆野町だけなく日本中の自治体が直面する、社会資本の老朽化、少子高齢化による人口減少、財政のひっ迫という課題に適応し、幸せの向上を実現していくためには、「賢い縮小」が不可欠です。単に規模縮小するのではなく、選択と集中により、公共サービスを効率化し、町民の生活水準を維持・向上させていく考え方です。
今後も、町の将来を見据え、困難な課題にも正面から向き合い、誠心誠意取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。