令和6年6月4日に、皆野町、ものつくり大学と地方創生に連携、協力して取り組むための包括連携協定と皆野町、ものつくり大学、株式会社ウッディーコイケ、オフィスプラス株式会社の4者で森林資源の循環に関することに連携、協力して取り組むため、「皆野町における森林資源の循環に係る連携協定」の2つの連携協定を締結しました。
【包括連携協定】 皆野町とものつくり大学との包括連携協定では、相互に連携・協力し、持続可能な地域社会の形成に寄与することを目的とし、地域活性化に関すること、地域資源の活用に関すること、教育、生涯学習の振興に関することに取り組みます。
【皆野町における森林資源の循環に係る連携協定】 産学官連携の基に、森林から生み出される資源の循環と人と人との交流から生み出される循環をつなぎ、持続可能な森林経営や新たなイノベーションが起こるまちづくりに資する事業を創出することを目的とし、森林資源の循環、持続可能なまちづくり、自律的なキャリア形成に関することに取り組みます。
○日 時 令和6年6月4日(火) 午前11時00分~○会 場 皆野町文化会館 3階 会議室A○登壇者 皆野町長 黒澤 栄則 ものつくり大学 学長 國分 泰雄 株式会社ウッディーコイケ 代表取締役 小池 文喜 オフィスプラス株式会社 代表取締役 出浦 洋介
○皆野町 黒澤町長 町の重要課題である山林の荒廃や人口減少に対して、建設学科に木造建築コースを有するものつくり大学、秩父地域で山林の育成、製材、建築まで総合的に事業を進めている株式会社ウッディーコイケ、皆野町内で最新のデジタル加工機器を備えたクリエイティブなコワーキングスペースを運営するオフィスプラス株式会社との強固な産学官連携により、森林資源の循環と人と人の交流から生み出される資源の循環をつなぎ、新たなイノベーションが起こる町づくりを進めていきたい。
○ものつくり大学 國分学長 ものづくり人材の育成に加え、地域おこしや街づくり、木造建築の専門コースなどの教育研究で培われた知識やノウハウを活用して、今後の連携事業が多くの意義深い良い結果を生み出すことを期待している。
○株式会社ウッディーコイケ 小池常務取締役 皆野町の総面積の7割が森林で、そのうち戦後に植えられた人工林は7割程度である。その多くが伐採されず、再造林なども進まず、有効活用されていない。今回の協定を契機に秩父地域における森林が有効活用されることを願う。
○オフィスプラス株式会社 出浦代表取締役 みなのLABOを作った目的の一つとして、地域の子どもたちの教育に力を入れて取り組みたいと考えている。すでに小中学校の校外活動で、初めて体験するデジタルファブリケーションに小中学生が喜び、学習している。そこにものつくり大学の学生が加わることは非常にありがたい気持ちである。