「町民のために全力でがんばりたい!」志に燃える9人の新規採用職員を迎え、新年度がスタートしました。辞令交付式のような節目の行事、また研修、講演会など人との出会いや交流、新たな学びの機会は、初心に立ち返る良いきっかけと捉えています。
棋士・羽生九段の言葉。「私は、才能は一瞬のひらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。」(新年のごあいさつでも別の言葉を引用しました。年齢が近いので共感する言葉が多いのかもしれません。)
「初心を片時も忘れず情熱を傾ける。」というのが理想なのかもしれませんが、なかなかそうもいかないのが現実。職員には、時折、初心に立ち返るきっかけを得られるよう、研修や講演会などに積極的に参加してほしい、特に行政とは異なる業種のかたとの接点を持つよう心がけてほしいとお願いしました。
人と話をしたり、本を読んだりしているとき、「そうそう、私はそういうことを言いたかった。そういうことをイメージしていた。」というように、心のもやもや、あいまいな思考をクリアにしてくれる言葉に出会うことがあります。
言語化とは明確化。一気に自分の中で霧が晴れ、理解が深まり、他の人とも共有できる形になる。町長としてまちづくりを進め、想いを発信する中で、言語化する力の重要性を強く実感しています。
大切なことは、町民の皆さんに「伝える」ことではなく「伝わる」こと。何事も日々勉強。これからもチャレンジを続けてまいります。