いよいよ、秩父音頭まつり。昨年のアンケートでは、多くのかたが「大切な皆野町の自慢のまつり」と答えてくれました。一方で「少子高齢化でスタッフや踊り手が減っている」「役割が偏って負担が大きい」「踊り以外の魅力が少ない」といった課題も寄せられました。
どうすれば、もっと楽しく、そして未来へつなげられるのか。新たに検討委員会を立ち上げ、議論を重ねてきました。
私たちが目指すのは、「町民が楽しむまつり」です。その姿こそが、きっと周りの人たちを惹きつけるはずです。スタッフとして、踊り手として、観客として。まつりへの関わり方は人それぞれ。あなたなりの関わり方で、ぜひ一歩、輪の中へ踏み出してほしい。そんな想いで動き始めました。
今年のチャレンジを、いくつかご紹介します。
まず、櫓のまわりを「自由参加の踊り専用エリア」として開放します。踊りが初めてのかたも、踊りが得意でないかたも大丈夫。まつりの真ん中で、踊る楽しさを感じてください。
商店街の踊り会場は、2か所から1か所に集約し、踊り手を照らす照明を充実します。また世界一周大学の協力により、「にぎわい広場」を新設します。あの頃の町と自分に再会できる小道「タイムスリップ横丁」など、現在準備中です。
壺春堂では、兜太産土の会による秩父音頭の歴史展も開催されます。
さらに新たな取組として、一口千円の「みんなで尺玉を上げようプロジェクト」もスタートしました。たくさんの想いを花火に込めて、夜空に咲かせます。
変わらぬ想い、変えていくかたち。これからも秩父音頭まつりを「自分たちのまつり」として育てていけるように。
今年も皆野町の夏が踊りだします。