真言宗智山派円福寺の土蔵に保管され、戦後、椋神社に移管される時に発見されたのがこの獅子頭です。椋神社は円福寺の鎮守だったと言われ、奉納した獅子舞の道具の内、上郷の一式は円福寺の土蔵に保管されていたようです。獅子頭は3頭あり、いずれも下顎が欠損し、俗に重箱獅子と言われる長方形の箱形です。他に太鼓の胴3、花笠の枠2、万灯1があり、桃山時代の作と伝えられています。