己巳(キシ)の日、講中で集まり精進する行事を巳待講といい、その供養に建てられたものです。甲嶺居士謹書とあり、書、刻とも三沢の野沢禽斎とわかります。背面に「享和二年(1802)壬戌四月金沢邨上郷講中」とあります。石は、金沢みかげ(火成岩)といわれる巨礫で、高さ136cm、幅93cmです。