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担当者だより

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~秩父新聞から見る秩父音頭と俳句~ 第4回「第3回 皆野俳壇覚え書き」

2020年9月1日

大塚青蓮さんのこと

大塚賢一は私(敏子さん)の兄で、大変のんびりした人だった。金子伊昔紅先生に俳句を教わっていた。俳号は青蓮。吉見屋の2階へよく通っていた。集まりは短気な人が多く、喧嘩の末に皿が飛び交って柱を傷つけたこともあったと聞いた。

兄のつくった俳句を教えてもらったことが何度もあるが、

新しき傘の匂いや春の雨

の句はとても気に入っている。当時の傘は油紙を貼っていた。優しい春雨の音と、油紙の匂いが合わさり、心に響く作品だと思う。

敏子さんのご家族 ≪個人蔵≫

敏子さんのご家族 ≪個人蔵≫

大塚青蓮氏(前列左から2人目)≪個人蔵≫

大塚青蓮氏(前列左から2人目)≪個人蔵≫

大塚青蓮氏の名は秩父新聞にも見られます。作品を見てみましょう。

≪出典 秩父新聞 S41.2.15≫

≪出典 秩父新聞 S41.2.15≫

≪出典 秩父新聞 S41.2.15≫

≪出典 秩父新聞 S41.2.15≫

秩父札所を題材として連作されたものと思われます。札所6番以降は秩父新聞には見られません。

このほか、昭和41年9月、10月の秩父新聞には、秩父馬酔木会の8月作品、9月作品として以下の句が投句されています。

  • 秩父馬酔木会 8月号作品 師(ママ)子頭裏返へし幹(ママ)す祭あと 大塚青蓮

    ≪出典 秩父新聞 S41.9.5≫

  • 秩父馬酔木会 9月号作品 秋祭わらべに重き獅子頭  大塚青蓮

    ≪出典 秩父新聞 S41.10.5≫

≪出典 秩父新聞 S41.9.5≫

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