2024年12月25日
江戸時代に活躍した俳人松尾芭蕉の紀行文「おくの細道」は、次の序文で始まります。 「月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行(ゆ)きかふ年もまた旅人なり。…」 (月日というのは、過去から未来へ百代にわたるほどの永遠の旅人のようなものであり、来ては過ぎる年もまた旅人のようなものである。) 芭蕉が奥州に向かう心境は別にして、この書き出しは師走にちょうど良い響きです。