「玉とり姫」の物語を絵柄とする縦170cm、横210cmの大絵馬で、勝川春清という絵師の作です。絵師の人物、絵馬の施主、時代などいずれも不明です。正法寺は、往古秩父札所巡礼者が、中山道本庄、上州方面から入る時に最初に立ち […]
真言宗智山派円福寺の土蔵に保管され、戦後、椋神社に移管される時に発見されたのがこの獅子頭です。椋神社は円福寺の鎮守だったと言われ、奉納した獅子舞の道具の内、上郷の一式は円福寺の土蔵に保管されていたようです。獅子頭は3頭あ […]
碑の中央に「南無阿弥陀仏」と刻んであり、塔の左右に「みキハ大ミや」、「ひだり志まんぶ」と書いてあります。右へ行くのが大宮(秩父市)道で、左へ行くのが、四万部(札所一番)道です。この阿弥陀塔は「道しるべ」でもありました。塔 […]
この宝篋印塔は基礎が三基積み重ねてあり、別々の宝篋印塔が三基あったことになります。「基礎(1)」には貞治4年(1365)の年号、「基礎(3)」には康暦3年(1381)の年号が刻んであります。貞治4年の宝篋印塔は、曲木に修 […]
この塔は、室町時代中ごろのお墓で総高97cm、火輪の幅32cm、安山岩を用いています。地輪に「延徳四年(1492)壬子二月十七日元佑法印」の銘文が刻まれています。室町時代のがっちりとした重量感のある形態です。西福寺の寺伝 […]
五輪塔は、四つの部分を積んで出来ていますが、この五輪塔は一つの石に全部が刻んであります。一石五輪塔といわれれるのはそのためです。材質はこの付近の砂岩です。高さ43cmと小さなものですが、全体がひきしまっていて重量感があり […]
高さ142cm、幅126cmの堂々としたもので、塔のまんなかに五つの梵字、そのまわりに光明真言の梵字が刻まれています。光明真言塔としては、当町でもっとも大きいものと考えられ、梵字も整然と書かれ、しかも力強く刻まれています […]
元治元年(1864)に水戸(茨城県)で「天狗党の乱」があり、外国を追い払おうとする一派と、徳川幕府との争いです。忍藩は幕府方でしたので、藩主の松平下総守の求めに応じて、三沢の猟師たちが、この戦いに従軍しました。そして、無 […]
この板碑の石は普通の河原石で、しかも、梵字は大日如来です。俗に変形板碑といわれ、この変形板碑が三沢に三基あり、全部が寺や堂などを作った時に建てられています。その中で年号がはっきりしているのがこの板碑で、碑の中央に大きく蓮 […]
昔ここに薬師堂があって、税金を免れていたので「薬師免」と呼んでいます。昭和10年ころ道路工事の時、この墓地を発掘しました。出土した板碑は8基、その内年号の解るのは「建武4年(1337)」と「康暦2年(1380)」2基で、 […]